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あんこも夏支度

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P1020258
『名残の雪』用 丹波大納言つぶ餡

この小さな画像で「あずき色」の微妙な違いをお伝えできるかわかりませんが、
このつぶ餡は夏支度。
青っぽいあずき色が特徴。
白双糖をギリギリまで減らしてあっさりと炊き上げる。

逆に冬支度の粒あんは、
しっかりとコクのある甘さに炊き上げる。
色は赤みがかったあずき色。

夏・冬ともに餡の炊きあげにヘラ入れはしない。
だからあずきの粒が生き生きとしている。

小豆の硬い表皮を柔らかくしながらも、
煮崩れしていない一瞬を見極めながら、
1年を通して美味しく召し上がっていただく工夫は、
私のオリジナルではなく先人の知恵でありプレゼントです。

大切に守り次代に伝えたいものです。

創作饅頭コンテスト

カテゴリ:
名残の雪
【師匠の思い出】

修行中の話しです。
日本菓業振興会という和菓子の研究会主催で
「創作饅頭コンテスト」が実施されました。

チーズや生クリームなど、新作の饅頭が多数並ぶ中で、
師匠・佐々木勝は、店に並べて販売している、
何の変哲もない薄皮の薯蕷饅頭を出品しました。

それが、ナント優勝!!



会場を後にしながら師匠は弟子に言いました。
「普通の人には、何の変哲もない普通の饅頭に見えるかもしれない。
 しかし、普通のものに精魂を込めれば普通じゃなくなるんだ。
 ふっくら、しっとりとした皮。
 ぎりぎりまで柔らかくふくよかに炊き上げた粒あん。
 この基本こそが大切だし、誰にでも真似できるものじゃないんだ。
 
 このお饅頭の秘伝は配合じゃない。
 「あんばい」なんだ。
 この味を忘れるなよ。
 このあんばいを忘れるなよ。
 この饅頭は特別なんだ」

弟子の間で伝説になっている創作饅頭コンテスト。
その師匠直伝のお饅頭が・・・

『名残の雪』


師匠の技と志を受け継ぐ、微笑庵を代表する和菓子です。

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