カテゴリ

カテゴリ:春の和菓子

たらちね

カテゴリ:
たらちね
皐月の歳時菓「たらちね」

紅白のきんとんは、
薫り高い薯蕷煉切製。

求肥煉切と一線を画す極上の茶席菓子の代表です。

ふうわりとした優しい甘みは、
まさに大和の母の味です。

さくら

カテゴリ:
P1000560
一年を通した煉切の意匠で一番好きなのがこの「さくら」。


この意匠は師匠の形ではない。
書籍で拝見した紫野源水さんの意匠の美しさに惚れ込んで、見よう見まねで作り始めました。

最初は思うように作れなかったが、毎年毎年10年以上作り続け、今では私の形になってきたのではと思う。

未だつぼみの固い桜の美しさを想像しながら、季節を先取りして作っています。

薯蕷煉切製・こしあん

ふくさ包み

カテゴリ:
微笑庵の桜餅は「ふくさ包み」という仕上げ方。
焼き桜1
焼き皮はまん丸に焼き上げる。

伝承、薄紫のこしあんもまん丸に。


絹織物をたたむようにこしあんを包みます。


桜の葉2枚ではさみます。

この「ふくさ包み」。
歴史ある古典的な意匠のはずですが、
『銀座あけぼの』さんのキャッチコピーで一躍有名になりました。

【日本一めんどくさいさくらもち(当社比)】

このポスターを山手線で初めて見た時は衝撃を受けました。
思わず、その中吊り広告を引っぺがして記念に持ち帰りました。
もう10年以上前のことなので時効にしてください。(笑)

西王母(せいおうぼ)

カテゴリ:
西王母
仙女、西王母の所有する桃は三千年に一度実を結び、

その実を食べると不老長寿が約束される、
という伝説がある。

「西王母」「仙寿」という菓銘が桃の菓子についていたら、
この伝説にちなんだ命名である。

薯蕷煉切製・こしあん

桜餅 <関東仕立て>

カテゴリ:
東西さくら餅
関東仕立ての特徴は、

「餅粉・白玉粉・小麦粉」などで作るクレープのような焼き皮。
もっちりとした焼き皮と小豆あんの調和は絶妙です。

問題は焼きたての絶妙な塩梅は長持ちしない、ということ。
とにかく焼きたてが美味しい。

作り置きしない焼きたてを提供するために、
早起きは惜しみません。
ご予約いただけると嬉しいです。

微笑庵では関西仕立ての道明寺桜餅はつぶあん、
関東仕立ての長命寺桜餅はこしあんを包んでいます。

この「こしあん」。
実は微笑庵の宝物なのです。

3年の修行を終えて高崎に帰ってきて驚いたのは、
「こしあんを自店で作る和菓子店が極めて少ない」ということ。

あんを専門に扱う製餡所のクオリティーが極めて高く、
分業が進んでいるためだと父から聞きました。
実は我が家も例に漏れず、当時は製餡所からこし餡を買っていたのです。

修行を受け入れていただいた人生最高、最良の師匠、
菓匠京山の佐々木勝先生は、
「目立たぬ『あん』にこそ精魂を込めよ!」
と製餡にこそ和菓子作りの真髄があると弟子に説き、
私もその心意気と技術を叩き込んでいただきました。

「あん」こそ命

微笑庵のこしあんの色を見てください。
師匠が「藤色」と呼ぶ薄紫色。
この色に炊き上げるために、
流す汗も手間も暇も惜しみません。

さらりとした口どけ、端麗でキレの良い甘みと香り。
濃厚で塩の効いたあんこが主流の群馬にあって希少な存在。

理想のクオリティーを求めて小豆と真剣勝負しています。

このページのトップヘ

見出し画像
×