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zenzai
京都の尊敬する穀物商の方から、
「畑を見れば作り手の志がわかる」
というお話しを伺いました。

実際に、色々な小豆畑をご案内頂きましたが、
畝の高さ、雑草の除去など、
手塩にかけた畑の小豆は、
鞘の大きさも色艶もまるで違うものです。
azukibatake
数ある小豆畑の中から、実際に自分の目で確かめて、
尊敬できる生産者から入手した国産最高峰の小豆・丹波大納言。
この貴重な小豆を精魂込めて炊きあげました。
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ぜんざい餡は、シンプルですがとても奥の深い仕事です。
小豆は表皮が固く、中身が柔らかいので、
表皮が口にあたらないくらい柔らかく炊くと、
皮が破れて中身が溶け出し、ドロドロになってしまいます。

かといって、粒の美しさにばかり気を取られていると、
皮が固く、口どけの悪いザラザラした餡になってしまいます。

粒の美しさをしっかりと保ちながら、
小豆の美味しさだけを感じ、
皮のかたさを感じさせない絶妙なポイントはほんの僅かで、
しかも、季節とともに変化してゆきます。

餡にこだわる微笑庵が、
和菓子職人としての経験と智慧を結集した究極のぜんざいが、
この白玉ぜんざいです。

暑さが厳しくなると、甘いものは敬遠しがちですが、
白玉ぜんざいだけは別だと思います。 

きりりと冷やして、つるりと滑る白玉だんご。
煮豆よりは濃く、あんこよりは極めて薄味に炊き上げたぜんざい餡。
この2者の調和は絶妙。

「白玉ぜんざい」を見れば、そのお店の技量や美意識は一目瞭然。
恐ろしい程に難しく、美しく、美味しい和菓子。