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2020年07月

白玉ぜんざいが紹介されました

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白玉ぜんざい 写真 デリジェイ 2020.7
群馬県内最大の発行部数を誇るフリーペーパー「Deli-J」(デリジェイ)8月号に、微笑庵の白玉ぜんざいをご紹介いただきました。
京都の小豆畑を直接見て、生産者の話を伺って、小豆の出来栄えと志の高さに心を打たれた極上の小豆「丹波大納言」を、微笑庵の技術の粋を尽くして炊き上げました。つるりとした白玉団子との相性も良く絶品です。夏期限定につき、この機会に是非お召し上がりください。
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Deli-J(デリジェイ)様の詳細はコチラ

水ようかん販売開始

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瑞々しくやわらかな口どけの「水ようかん」の販売を開始いたします。
和菓子人
私が和菓子の道に進もうか迷っていた22歳の夏。菓匠京山さんで食べた「水ようかん」に衝撃を受け、佐々木勝先生に頼み込んで弟子にして頂きました。今でもその時の感動を忘れたことはありません。(このあたりの詳しいエピソードは、和菓子の本棚「和菓子人」参照)
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尊敬してやまない菓匠・水上力さんは、著書の中で「あんこの「色気」を追い求めて」に実に8ページを費やしています。究極的なところ、和菓子の本質は「あんこ」であり、美味しいあんこを楽しんで頂くこと。あんこそのものにさえ「色気」を感じるほどに炊き上げること。そのことに情熱を超えた執念さえ感じ、狂おしいほどに「色気」を湛えたあんこを追い求めることが大切だと書かれています。

そのためにできるすべての工程を愛おしく思い、楽しみたいと思っています。
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北海道のあずきといっても、産地も違えば品種も様々。これほどまでに多種多様なあずき文化を誰よりも大切し楽しむことができる菓子職人でありたいものです。
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あずきの灰汁をとることを職人は「渋切」といいます。何回渋切するのかに職人の心意気が表れています。できあがりの「色」と「風味」に大きく影響しますが正解はありません。どこに「色気」を感じるか、その哲学があらわれます。
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きめ細かく裏ごしし、丁寧に晒し、思いっきり絞り、しっかりと芯まで炊き上げます。
あんこの色については水上さんの著書の名文を引用します。

紫色でもない、藤色でもない、えんじ色でもない、私だけの「小豆色」
和菓子職人 一幸庵 水上力 P.70)

連日の猛暑で甘いものはちょっと…と思っていたとしても、水ようかんだけは別格。
そう思っていただけるように、どんなに暑い中でも、私だけのあずき色を求めて、私たちは色気あるあんこを炊き続けます。
(2018年7月初稿 2020年一部補足再掲)

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