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2017年06月

「水無月」の日

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夏越大祓『水無月』
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1年のちょうど折り返しにあたる6月30日に、
京都では「水無月」を食べる習慣があります。

半年の穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈る神事
「夏越の祓」(なごしのはらい)が行われる日です。

宮中では、氷室の氷を切り出して臣下に配り、
口に含んで暑気を払ったといわれています。

冷蔵庫のない昔、
庶民にとって夏の氷は憧れでした。
そんな憧れの氷を模した菓子が「水無月」です。

きりりとした三角形が氷を表し、
上に散らした小豆は、
赤色が厄を払うという祈りが込められています。

夏越の祓の日に水無月を食べる。
美しい伝統文化を継承する和菓子です。

『六月の夏越の祓する人は
      千歳の命延ぶというなり』

(拾遺和歌集)
水無月記事 上毛新聞
2010年に娘とともに取材いただいた水無月の記事を再掲します。
2人とも、7年経ってずいぶん大きくなりました(笑)

和菓子作り体験教室 6/26

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本日、勤労青少年ホームにて
和菓子講座の講師を務めてまいりました。

青竹流し水羊羹「ささのしずく」
吉野葛製「七夕」
その他、サプライズを一品実習しました。

和菓子は
先人が脈々と育て、磨き上げた
レシピ、デザイン、菓銘に由来しています。

今生きる私たちにしかできない
磨き方、楽しみ方を加えて、
次代に伝えたいと願っています。

ご参加いただいた皆様、
ありがとうございました。

しずくもち販売開始

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しずくもち
お待たせしました。
ブルーベリーの羽二重餅
『しずくもち』の販売を開始いたします。


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群馬県産ブルーベリーは、
ここ数年、常に全国TOP3以内に入る生産を誇りますが、
地元の方にあまり知られていないようです。

果実はしっかりと締りがあり、適度な甘みと酸味が、
暑い季節に清涼感を運んでくれます。

厳選したブルーベリーを、白餡で薄っすらと包み、
ちごもちでお馴染みの羽二重餅でふんわりと包みあげました。
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販売期間は6月中旬から8月下旬を予定しております。

ちごもち同様、
和菓子職人が作る瑞々しいフルーツとお餅の共演をお楽しみください。 

ちごもちの販売を終了いたしました

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6月上旬をもちまして、ちごもちの販売を終了させて頂きました。
今年もたくさんのご愛顧をありがとうございます。

今シーズン
一番忘れられない思い出は、
ちごもちを誰よりも愛し、
誰よりもよく働き、
誰よりも早く作ることを生き甲斐にしていた
父が亡くなったことです。

父の技と心を大切に受け継ぎ、
故郷の宝として末永くご愛顧頂けますよう、
スタッフ一同精進してまいります。

ちごもちの販売再開は12月中旬の予定です。

6/16和菓子の日 限定セール

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本日6/16(木)は和菓子の日です。

「和菓子の日」 全国和菓子教会
http://www.wagashi.or.jp/wagashinohi/

微笑庵から和菓子の日限定のイベントをご案内します。

【白玉ぜんざい 特別価格】
和菓子の日
京都の尊敬する穀物商の方から、
「畑を見れば作り手の志がわかる」
というお話しを伺いました。

実際に、色々な小豆畑をご案内頂きましたが、
畝の高さ、雑草の除去など、
手塩にかけた畑の小豆は、
鞘の大きさも色艶もまるで違うものです。
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数ある小豆畑の中から、実際に自分の目で確かめて、
尊敬できる生産者から入手した国産最高峰の小豆・丹波大納言。
この貴重な小豆を精魂込めて炊きあげました。
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ぜんざい餡は、シンプルですがとても奥の深い仕事です。
小豆は表皮が固く、中身が柔らかいので、
表皮が口にあたらないくらい柔らかく炊くと、
皮が破れて中身が溶け出し、ドロドロになってしまいます。

かといって、粒の美しさにばかり気を取られていると、
皮が固く、口どけの悪いザラザラした餡になってしまいます。

粒の美しさをしっかりと保ちながら、
小豆の美味しさだけを感じ、
皮のかたさを感じさせない絶妙なポイントはほんの僅かで、
しかも、季節とともに変化してゆきます。

餡にこだわる微笑庵が、
和菓子職人としての経験と智慧を結集した究極のぜんざいが、
この白玉ぜんざいです。

 通常価格の324円でも決して高いとは思いませんが、
「和菓子の日」たった1日だけ、特別価格で販売致します。

1人でも多くの方に、
丹波大納言の白玉ぜんざいの魅力を 味わって頂きたいです。
予約は大歓迎です。
予約なしでご来店の場合、完売の折にはご容赦下さい。

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