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毎年元旦は、1年を振り返りつつ、決意を新たにする大切な日。
そんな気持ちを込めて、1年最初に見た動画がコレです。


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この動画の中から一番インスピレーションを得たのは…


ネルソン・マンデラ大統領。
その人徳に少しでも触れたいと思いました。
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『インビクタス』

アパルトヘイトによる27年間の投獄の後に
黒人初の南アフリカ共和国の大統領となり、
困難を極める中でも信念を貫き通し
南アフリカに平和をもたらしたネルソン・マンデラを描いた伝記ドラマ。
(「Oriconデータベース」より)

お正月は繁忙期で、ゆっくり本を読む時間さえありません。
通勤時間に毎日毎日少しづつ鑑賞。
今日までに3回ほど見ることができました。

27年間、テロリストとして投獄されていた
マンデラさんが釈放されたのが、1990年。
大統領に就任したのが1994年。
ラグビーのワールドカップ南ア開催が1995年です。

当時「国の恥」と称されるほど低迷していた、
南ア代表チーム「スプリングボックス」。
そのキャプテン、フランソワ・ピナール選手を大統領官邸に招きます。
私が一番印象に残ったのはこの場面です。

『君のリーダーとしての哲学は何だね?』
・手本を見せます
・自分が手本となるよう心がけます

『それはいい。実にまっとうなやり方だ』
『ではチームに限界を超えた力を発揮してもらいたいときはどうする?』
『どうやって皆を本気にする?』



『私はひらめき(インスピレーション)が大事だと思う』
『では、どうやってひらめきを得るか…』

『それは他人の成した偉業に触れることだと思う』

「スプリングボックス」がワールドカップに優勝することで、
この国の人々に限界を超える力を与えてほしい。
台詞にはない真意をフワンソワ選手はくみ取ります。

この映画のタイトルにもなっている「インビクタス」とは、
27年間の服役中、マンデラさんを支え、励まし続けた、
ウィリアム・アーネスト・ヘンリーさんの詩です。



毎朝3時に起きて12時間以上働く毎日の中で、
疲労感に襲われることもありますが、
マンデラさんの人徳と偉業に触れることで、
限界を超えて挑戦する気持ちを持ち続けたいと思っています。

ネット上の和訳より、映画のセリフとしての翻訳の方が、
映像まで蘇り、心に染みるので、映像をコマ送りしながら書き写しました。
参考までにご紹介することで、今年最初の記事とさせていただきます。

『インビクタス』

夜より出でて私を覆う 奈落のごとき漆黒の闇
どんな神であれ感謝する
征服されざる我が魂に

過酷の魔の手に落ちてなお
私はひるみも叫びもしなかった

運命に打ちのめされ 頭(こうべ)が血にまみれようと
決して屈しまい

怒りと涙尽きぬこの地のかなた
死の影が恐怖をほのめかす

だが幾年月恐怖にさらされようと
私は何一つとして恐れはしない

その門がいかに狭くとも
いかなる苦しみを背負うことになろうとも

私が我が運命の支配者
我が魂の指揮官なのだ