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2009年08月

「四十初感」 芝田清次講演会VTR

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「花雲水」を読んで、その深い教養と、商いへの真摯な姿勢に感動しました。


『あぁ~、芝田さんが生きていたら、直接お話しが聴きたかったなぁ~・・・』

と思っていたら、なんと講演VTRがありました!

「叶匠寿庵 芝田清次講演会」

昭和63年ですから約20年前。
まだ出来たばかりの「寿長生の郷」に伺って、
芝田さんから直接話を聴いているのは、若き日の父の姿です。

YouTubeにUPした映像は、芝田さんが39歳の誕生日を3日後に控え、
大津市より観光課長就任を打診され、
母の墓前に花を手向けて相談したところ、突然の夕立に襲われる、
というところから始まります。

雨宿りに本堂に入ったところ、一枚の色紙が目に飛び込んできた。

「四十初感 五十立志 六十精励 七十成就」

この吉川英治さんの色紙を見たとたん、
雷に打たれたように感動し、
「あぁこれが母の答えか!」
と、充実した大津市職員を退職。

3ヶ月後、まったく経験のない和菓子の世界に飛び込むことになるのです。

『初感』とは、失敗を繰り返しながらも人生の経験を積み、
天職との出会いを感じる時とのこと。

私も39歳の誕生日に、この本、このVTRに出会えて良かった。

おはぎ輝く

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おはぎ
小豆の赤色には邪気を払う霊力があるといわれています。

「邪気を払い福を招く」
おはぎにはそんな願いが込められています。

・芽室産一等小豆 「つぶあん」
・新品種しゅまり製 「こしあん」
・皮むき焙煎     「きなこ」
・皮むき焙煎     「ごま」

十勝小豆のほとんどは二等小豆。
しかし、ほんのわずかだけ収穫される「一等」小豆がコレ。
小豆の粒を生かして炊きあげます。


そして、十勝農業試験場が改良に改良を重ねた品種「しゅまり」。
口どけ、色、香り、すべてにわたって素晴らしく、とても気に入っています。
皮むきあんのように美しい薄紫色のこしあんに仕上げます。


何の変哲もない「おはぎ」にこそ菓匠の技術と志が現れます。
お盆期間中の限定販売です。
是非ご賞味ください

高崎だるま手作最中

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「高崎だるま手作最中」を帰省土産におすすめ致します。
高崎だるま手作最中
写真は高崎前橋経済新聞さま

http://takasaki.keizai.biz/photoflash/58/

黒をバックにした写真は凛として美しいです。



自分で作って食べるタイプの手作り最中です。
自分で作ることでサクッとした香ばしい最中を召し上がることができます。
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この写真も高崎前橋経済新聞さま

餡と皮を別々にすることで、
甘さを控えた瑞々しい最中餡を堪能できます。

出来立ての最中の美味しさを、是非ご賞味ください。

「ささのしずく」の召し上がり方

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お客様からのご質問。

「この青竹の水羊羹、どんなお皿が合うんでしょうか?」

たしかに、一見風情がありますが、器選びに悩みそうです。

こんな感じはいかがでしょうか?
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花岡隆さんの粉引角平皿

このお皿をご本人から買いたいがために、
あきるの市まで遠征した思い出の器です。

桃仙果

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8月の歳時菓は「桃仙果」。
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完熟した白桃のゼリーを青竹の竹筒に流します。
ちなみにこの青竹は自家製です。
切りだし、洗浄、殺菌と、とてもとても手間がかかりますが、
この清々しさはプラスティックでは出しえませんから。
お客様のために汗を流します。
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竹籠に入れると、和菓子ならではの季節感溢れるギフトとなります。
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毎月第二週の週末は、年間予約をしているお客様への発送の日。
楽しみに待っていて下さる方がいるからこそ、がんばれるんだと思います。

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