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2008年07月

ささのしずく

カテゴリ:
ささのしづく4
【温故知新】

 虎屋黒川の資料によると、初めて水羊羹が作られたのは江戸時代の中頃で、そもそもは葛製の蒸羊羹でした。寒天製の水羊羹が作り始められるのは、なんと大正になってから。葛製水羊羹の誕生から200年も後のことです。
 現在のようなほのかな甘みの寒天製水羊羹が主流になったのは冷蔵庫の普及した戦後になってから。今でこそ水羊羹は夏の代表的な和菓子ですが、その歴史は意外と短いのです。


【菓匠より】
 今や水羊羹の竹筒に似せたプラスチック製容器が全盛ですが、風情がまったくありません。手数はかかりますが、朝露にぬれた艶やかな青竹に一本一本流し込んだ水羊羹は、まさに日本の夏そのものです。
 家伝の製法で昔そのままに仕立てたこの竹流し本水羊羹は、ふくよかな香り、ほのかな甘み、なめらかな口どけと大人気です。きりりと冷やして夏の詩情をご堪能ください。


流したての水羊羹の美味しさを味わっていただくため、毎日数量限定でお作りしています。
ご予約をお勧めいたします。

お中元好適品

ささのしずく Special!

カテゴリ:
ささのしづく2
青竹流し本水羊羹 ささのしづく


この青竹は今年芽を出した新竹。
緑が鮮やかで眩しいくらいですが、店頭販売用では使えません。
新竹はまだ柔らかくてプヨプヨしているのです。

私がプライベートで贈り物に使う限定品。
店頭に並ばない「幻の」ささのしづくです。

竹取から手がける菓匠の特権です。

竹取の翁

カテゴリ:
竹林
今は昔、竹取の翁といふものありけり

野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことに使ひけり
名をば、「上州のみやつこ」となむいひける



水羊羹を流す青竹を父とともに切り出す
炎天の日差しは竹薮に遮られ、思いのほか涼しい

青竹の清涼感は他に変えがたい魅力だが、
切り出し、洗浄、殺菌、と想像以上に手間がかかる

お客様の喜ぶ笑顔を想像しながら汗を流す

こんな重労働を来年70になる父が率先して始めた
最初はばかばかしい(買ったほうがいい)と思っていた私も、
父の熱意と行動力に打たれた

あと何年こうして一緒にできるかなぁ~、
など想像しながら貴重な時間を共有した

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