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和菓子屋さんの繁忙期は、
朝から晩までぶっ通しで仕事をすることも多い。
そういう時期は、子供の寝顔を見て出勤、帰宅は眠った後。
何日も話もできない日々が続くこともしばしば。

家族に対して申し訳ない気持ちはあっても、何一つできない。

そんな時に支えてくださるのは、
子供を通してご縁を頂いた同世代のお母さん達。
ご自宅に招いて頂き、一緒に夕食をたべさせてもらったり、
園の送り迎えを交代で手伝って頂いたこともあった。

本当に嬉しかったし、ありがたかったです。
どんなに御礼をしてもし尽くせない程に。

そんな日ごろお世話になっているお母さん達に、
せめてもの恩返しのつもりで、
子供たちを招待して和菓子教室を開いた。
教室1
テーマは「朝顔」。
夏休みの宿題で毎日観察している朝顔を、
和菓子でどう表現するのか、体験してもらった。

ピンクと白のねりきりで薄紫色のこしあんを包む。
ふきんでギュッと絞り、中央をその絞り目でくぼませて、
角切りの寒天を添える。
あらかじめ溶かして固めた黄緑色の羊羹を、
葉っぱの抜き型で抜いて、お花に飾ったら完成。


先生の朝顔。
朝顔2
子どもたちの朝顔。これはこれで可愛い。

小学校1年生が中心でしたが、皆とても集中して、
見事な朝顔をこしらえました。
しかもとても楽しそうに。

今夜は、お父さん、お母さんに、
作ったねりきりをプレゼントしているはず。
喜んでもらえたかな?

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子供たちが和菓子を食べる機会が少ない!
特に「ねりきり」などの上生菓子。

『このままでは和菓子は衰退の一途では?』

親しい友人からも心配の声を聞きます。

何もせずに手をこまねいていても仕方がないので、
今できる事に精一杯取り組んでいこうと思っています。

和菓子教室はそのひとつ。
子供たちのはじける様な笑顔に助けられながら、
地道に続けていきたいライフワークのひとつです。