TBSドラマ「あんどーなつ」第1回の放送はいかがでしたか?
このドラマを通して、和菓子への関心が高まったら嬉しいです。

さて、菓子職人として毎回登場するお菓子に注目したいと思います。
第1回は『蓬莱饅頭』
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「あんどーなつ」オフィシャルサイト 今週の甘味紹介より画像転載

「蓬莱山」は不老不死の仙人が住む、という中国の伝説に登場する理想郷と言われています。
その蓬莱山にちなんで名付けられた慶事菓子が蓬莱饅頭。
大きなお饅頭の中に小さな子饅頭が入っていることから子持ち饅頭とも呼ばれています。

さて、この蓬莱山、いつごろ考案されたお菓子かというと・・・

虎屋黒川ホームページ
水野忠邦と蓬が嶋
http://www.toraya-group.co.jp/gallery/dat02/dat02_059.html

詳しくはリンク先を見ていただきたいのですが、
なんと約200年も前に水野忠邦が光格上皇から蓬が嶋を賜ったと記録に残っているというではありませんか!
やっぱり虎屋さんは凄い。別格ですね。
しかも、子饅頭が50個も入った超特大ですよ!!


虎屋黒川の蓬が嶋

私の師匠も蓬莱饅頭が得意でした。
師匠は子饅頭を縁起の良い亀甲にちなんで六角形してこしらえます。

エッ、私ですか?
恥ずかしながら1回も作ったことはありません。

しかし、大切な菓子はテレビに出たからと言ってブームにあやかってチャラチャラ作るもんじゃないと思うんです。
何十年、何百年と作り続けてきた重み。
淘汰されず、磨き上げられた結晶が現在のお菓子だから。

とはいえ、私も前々から作ってみたかったのでこれを機に作らせて頂きます。完成した暁にはBlogへアップいたします。