2009 10月 16 06:58:19 ニュースレター創刊号 大プレゼン大会 カテゴリ: 我が師 ゆうべはアツイ男・広田健太郎主催「高崎ベンチャー大学」でした。自分の商品やサービスを直接売り込むんじゃなくて、商品やサービスを支えるスタッフの紹介や、お客様の声などを集めていく「ニュースレター」「かわら版」を創刊しよう!というのが先月のテーマ。講師は望月まもる先生。ただ自分の知識や経験を教えるだけじゃなくて、私のお店にご来店いただき、私の商品やサービスに対する考え方を理解した上で、「みやざわちゃん」「けいちゃん」と、家庭教師のアニキのように優しく、時にアツク、個別のアドバイスをばんばんしてくれる。一切出し惜しみなし。そんな中、今月のテーマは、「ニュースレター創刊号 大プレゼン大会」ゆいの家の高石さん以外は、ほぼ全員ニュースレター未経験。もちろん私も。1か月の格闘の末、創刊号を発刊できました。微笑庵通信のタイトルは、「風遊風学」と書いて「かぜにあぞび かぜにまなぶ」。自分で言ったらおしまいですが、良いニュースレターができたのではと喜んでいます。我が子のようにかわいい感じです。訂正個所があるため、今すぐお配りできませんが、ご希望の方はお声掛けください。(ゼミ生のあぜがみさんにお手伝いをお願いしています)高ベンの皆さんのニュースレター創刊号はコチラ。想いが形になるって素晴らしいですね。2次会も含めて、大充実の勉強会です。 タグ :#風遊風学
2009 10月 15 10:20:05 丹波大納言の故郷をめぐる カテゴリ: 餡こそ命! あんに賭ける!! 丹波大納言でお世話になっている美濃与様のご尽力で、京都・兵庫2県にまたがる丹波大納言の産地視察研修に参加してきました。あずき畑を見るのは生れて初めて。しかもキャリア35年、丹波大納言をこよなく愛する美濃与の山口さん渾身の解説付き。平凡な小豆畑と優れた小豆畑の違いを、様々な地域の畑を比較してご解説頂きました。山口さんが尊敬する真面目な生産者の方々と、公民館で2時間近く勉強会を開いて頂き、生産者の目線で、自分の畑を見せて頂きました。丹波大納言発祥の地にも行ってきました。JA丹波ひかみの地道な取り組みと、すぐれた選別技術についても拝見させていただきました。宿泊した国領温泉では、こだわりの和菓子店主に囲まれて興奮が収まらず、明け方の4時近くまで語り明かしてしまいました。一生忘れることのできない貴重な2日間でした。詳細はゆっくりと本Blogで紹介したいと思っています。 タグ :#丹波大納言
2009 10月 12 10:08:46 日本一のどら焼きを1個105円で売るプロジェクト! カテゴリ: どらやき 日本一のどら焼きを1個105円で売るプロジェクト!の立ち上げを宣言します!「どら焼き」は大好きなのに、今までお店に並べていませんでした。なぜなら、焼きたて→冷凍→解凍→販売というどら焼きなんて、作りたくも売りたくもなかったからです。しかし、焼き立てを売り切る自信もないし、信念も足りませんでした。そこで、自信はありませんが信念は固めました。・朝焼き限定!毎朝必ず焼きます。 売り切らなければ翌日は半額。それでもダメなら廃棄します。・皮はふんわりとして香ばしいこと。・あんは厳選した北海道の小豆を使うこと。・あんは皮が閉じないほどたっぷり入れること。・あんは上品な甘みでトロリととろける柔らかさであること。・大きさは「もうひとつ食べたい!」くらい小ぶりであること。・価格は破格の105円で提供すること。以上、どら焼き日本一プロジェクトの発足を宣言いたします。10月から12月の期間は反響強化月間です。反響がまるでなければ、プロジェクトの中止も考えます。どら焼き大好きな甘党の皆様、ご支援よろしくお願いいたします。<注記>ただし、私が出張中はお休みです。 ちなみに明日は「丹波大納言の生産者と語る会」に出かけるためお休みです。 視察のご報告は本Blogにて。 タグ :#どらやき
2009 10月 8 10:58:24 ブルーノ・タウト賞 カテゴリ: 我が師 ブルーノ・タウトの会(原浩一郎会長)は、第4回ブルーノ・タウト賞を少林山の廣瀬正史さん(55)に贈りました。ブルーノ・タウト賞に関しては「ブルーノ・タウトの会」ホームページをご参照ください。ブルーノ・タウト賞の創設http://www.serere.jp/taut/taut-prize_1st.html以下、廣瀬住職の受賞スピーチを一部紹介します。現在の正史さんのお祖父さんが「大蟲」(だいちゅう)和尚。ブルーノ・タウトを受け入れた時のご住職です。この大蟲和尚がスゴイ人で、現在の少林山の本堂、坐禅堂、洗心亭は、すべて大蟲和尚の時代に建てられました。しかし、墓地や檀家をもたない少林山。その建立資金はどうやって集めたのかというと・・・托鉢ハンパな額の托鉢じゃありませんよ!とてつもなく根性のある方だと想像がつきます。その大蟲和尚が受け入れたドイツ人がブルーノ・タウトさん。いまでこそ、その功績をたたえる方も多いですが、当時(昭和9年)は得体のしれないガイジンですよ。ナチスに追われて流れ流れて日本にやってきたタウトさん。相棒は奥さんじゃなくて助手のエリカさん。タウトさんの家族もドイツに置きっぱなし、エリカさんとの間に出来た子供もドイツに置きっぱなし、という常識では考えられない逃避行です。井上房一郎さんからの依頼で「100日間」だけかくまって欲しい、ということでしたが、タウトさんは2年3か月もの間、洗心亭で生活します。来日時の歓迎会の写真 <少林山HPより>その間、受け入れた大蟲和尚も大変だったでしょうし、タウトさんとエリカさんも、言葉もろくに通じない異国で、さぞかし孤独だったのではないかと想像してしまいます。しかし!昭和11年10月8日、トルコ大統領の熱烈な招きによって日本を離れる時、少林山のスタッフや八幡村の人々が総出で、「タウトさん万歳!」と見送ると、「少林山バンザイ!」「八幡村バンザイ!」と応えたといわれています。2年3か月の滞在中、いかに信頼が深まったかが推察されます。3年後、タウトさんはトルコで亡くなりますが、そのデスマスクを少林山に納めてほしいと、エリカさんが来日するのです。タウトさんの日記をはじめ、来日時に撮影した写真や、工芸指導のさいに作った作品などは、少林山の「タウト資料室」に保管、展示されています。タウトさんが離日のおりに残した「 ICH LIEBE DIE JAPANISCHE KULTUR 」( 我 日本文化を愛す )の石碑は県の史跡となっています。正史住職は、難しい話をわかりやすく温かみを持ってお話しする名人です。お話を伺って益々大好きになりました。 タグ :#ブルーノ・タウト賞
2009 10月 3 11:00:02 月見団子 カテゴリ: 秋の和菓子 今日10月3日(土)は十五夜です。すすきと月見団子を縁側にお供えして、豊穣の実りに感謝して、お団子を食べるのです。美しい習慣ですね。微笑庵の月見団子は、最高級の上新粉で作った歯切れの良いお団子です。保存料等無添加ですから硬くなりますけど、それでいいんだと思っています。そのままでも、フライパンで焼いても美味しいですよ♪店頭のすすきは無料ですのでどうぞ。(なくなり次第終了です) タグ :#月見団子#十五夜
2009 9月 23 17:26:15 「くりまろげ」を煉る カテゴリ: 秋の和菓子 久しぶりにYouTubeで動画をUPしました。「くりまろげ」の純栗あんを煉っています。美味しい純栗あんの条件・しっかり火が入り、澱粉の甘味が増していること・なめらかな栗あんの中に、栗の粒が程良く残っていること・美しい「栗色」に仕上げること栗あんはとても焦げ易いので「お焦げ」がすぐにできてしまいます。中津川の栗菓子店の中には、「お焦げ」がひっそりと販売され、これ目当ての常連客もいる程といいます。この「お焦げ」をいかに生かすかが、美味しい純栗あんの成否を分ける秘訣のひとつです。 タグ :#くりまろげ
2009 9月 17 17:50:39 新栗の季節がやってきた! カテゴリ: 秋の和菓子 待ちに待った新栗の季節が今年もやってきました!ただ栗を蒸しているだけですけど、久しぶりにYouTubeに動画をUP。 この栗を半分に割って、スプーンでかきだして、篩で裏ごしすると・・・こうなります。この裏ごし生栗を白双糖と和三盆糖で炊き上げた栗菓子が、「くりまろげ」極上新栗茶巾絞り「くりまろげ」 1個210円さらに、秋の看板商品をもうひとつご紹介。生栗をひとつひとつ丁寧に皮むきをして、旨味を逃がさぬよう水で煮ず、蒸気で蒸しあげ蜜漬けにします。この手むきの新栗をふんだんに使った栗蒸し羊羹が、「こうえつ」限定製造 栗蒸し羊羹 光悦 「こうえつ」 1個263円珠玉の季節限定品です。 タグ :#新栗#くりまろげ#こうえつ
2009 9月 14 05:59:02 千代菊 カテゴリ: 秋の和菓子 薯蕷ねりきり こしあん製菊の花 若ゆばかりに袖ふれて 花のあるじに 千代はゆづらむ紫式部 旧暦九月九日は陽数(奇数)の極、九が重なることから重陽(ちょうよう)と呼ばれています。 この日は五節句のひとつに数えられ、宮中では菊を鑑賞し、菊の花を浮かべた酒を飲み、着せ綿を行いました。 着せ綿とは、重陽の前夜に菊の花に真綿を置き、翌朝、朝露に濡れたこの綿で身をぬぐうと、長寿が叶うとされています。 歴史ある意匠「着せ綿」は、ヘラ切りした菊の上に、真綿のようにふんわりと煉切製のきんとんをかぶせるのが一般的です。 しかし・・・せっかくきれいにヘラ切りした菊の上に真綿をのせると、その努力の跡がほとんど隠れてしまうので、ついつい「千代菊」という菓銘で綿をのぜずにいます。「秘すれば花」が日本人の美学だとすると、私はまだまだ日本文化の真髄を理解できていないようです。 タグ :#重陽#着せ綿#千代菊#ねりきり
2009 9月 13 23:28:15 栗衣 カテゴリ: 秋の和菓子 純栗あん 羊羹かげ 新挽粉添え採れたての新栗。しっかりと蒸しあげて半分に切り、中の栗をかき出して、篩で裏ごし。裏ごしした生栗を、白双糖と和三盆糖で炊き上げると純栗あんが炊きあがる。純栗あんでこしあんを包み、栗の形に整える。艶やかな本煉り羊羹をかけてあげると、元の栗に戻ったようです。大地の実りを頂き、再び命を吹き込む。とっても手間のかかるお菓子ですが、可愛らしく、そして何より美味しい。 タグ :#栗衣